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AIはMCバトルで勝てるか?

はじめに

MCバトルは日本で大きなブームになりつつある。先日はなんと日本武道館での公演を(戦極24章など)も成功させ若者を中心に大きな影響力を持っている。MCバトルとはヒップホップ文化が発祥のラップを用いてMCどうしで行われる対決である。いわゆるラップバトルだ。判定方法は大会によって違うが多くの場合、客判定か審査員判定である。

MCバトルで評価されるポイント

MCバトルで評価されるポイントは大きく3つある。韻、フロウ、パンチラインだ。まず韻を踏むということはラップの中で最もわかりやすい評価点だろう。例えば「極楽」と「没落」は両方とも母音がおうあうだ。この母音を合わせる行為が韻を踏むということだ。韻をたくさん踏んだり長い言葉で踏むと客は盛り上がりやすい。例えばFORKさんSAMさん,晋平太さんは韻を踏むのが特にうまいラッパーだ。次にフロウ。フロウは言葉の抑揚の付け方のことだ。フロウが上手なMCは音楽性が評価される。鎮座DOPENESSさんMU-TONさんなどがフロウ巧者として有名だ。最後にパンチラインパンチラインとは印象に残る言葉のことだこれまでMCバトルでは多くのパンチラインが生まれてきた。呂布カルマさんの「これがボクシングならありえねえ 言葉のウエイトに差がありすぎる」などが有名だ。この中で一番評価されるのはパンチラインである。(個人の意見)この3つをふまえてAIがMCバトルで勝てるのかを検証する。

パンチラインとは

では前述した3つの評価点の中でAIが生み出せるものは何だろうか?まず韻を踏むことは簡単だろう。この部分で人間がAIに勝ることはできないと思う。次にフロウはどうだろうか?ヒットしている曲の共通点を解析していいメロディーを作る事もかのうだろう。ではパンチラインはどうだろうか?結論はAIはこれを生み出すことが出来ない。なぜならパンチラインにはそのMCの人生が投影されるからだ。例えばKOK2017のADOROさんパンチライン。「ラップしかないなんてくそダサいセリフ それをふまえて俺にはラップしかねえんだ」これは自分をクズといいどん底から抜け出そうとしたGADOROさんがいうからこそかっこいいのだ。また横浜をレペゼンする大物ラッパーのMACCHOさんは楽曲で「リリックというのは自分の分身 どの口が何言うかが肝心」という言葉を書いている。つまりバトルの勝敗を分けやすいパンチラインを人生のないAIは作ることが出来ない。

結論

AIがMCバトルで勝つことはできない。

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